オートバイ用品の小売・開発を行う株式会社ナップス(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:望月 真裕 以下、「ナップス」)が、Naps +Eのパートナー企業の皆様と進めているSDGs活動の5本の柱の1つである『国際的な 支援』として、『カンボジアへのヘルメット寄贈』の第3弾をこのたび実施いたしました。

今回の『カンボジアへのヘルメット寄贈 第3弾』は、20236月に実施された第1弾のヘルメット寄贈200個、202310月の第2弾のヘルメット寄贈240個に続くもので全国27のナップス店舗に設置した『ヘルメットリサイクル回収BOX』でお預かりした中古ヘルメットに加えて、Naps +Eパートナー企業である『株式会社山城(東京都足立区)』と『株式会社リード工業(東京都足立区)』とのコラボレーションにより、第一弾ならびに第二弾で寄贈された数を大幅に上回る600個のヘルメットが集まりました。

回収された全てのヘルメットは、シールドやダクトの開閉、あごひもの状態確認、内外装の品質の検査など、基本的な機能と安全基準を満たしているかの点検作業が行われ、寄贈対象となるヘルメットの選別が行われました。

このようにして選別されたヘルメットは、Naps +Eのパートナー企業であるオイルメーカー『MOTUL Japan  株式会社(東京都渋谷区)』 (以下、「モチュール」)から提供を受けているヘルメット専用クリーニング溶剤を使用して、外装の汚れはもとより内部のクリーニングを丁寧に施されて、衛生面からも安心・安全が確保された形で、最終的にはナップスとモチュールのオリジナルステッカーを貼り付け、仕上げられています。

なお、ヘルメットの点検とクリーニング作業にはモチュールの社員の皆さんが参加され、ナップスのスタッフとの協力のもと、今回寄贈するヘルメット600個が準備されました。

こうして準備されたヘルメットは、カンボジアでのマイクロファイナンスと日本への技能実習生送り出し事業を手掛ける『ReNet Japan (Cambodia) Co., Ltd.』の協力のもと、7月下旬に横浜港からカンボジアのシアヌークビル港へ向けて輸送されました。

MPWT(カンボジア王国 公共事業運輸省)からの報告によると2023年のカンボジアでの交通事故件数は3,317件、死者数は1,590人、死者の内80%がバイク運転者であり、そのほとんどがヘルメット未着用という深刻な事態に直面しています。

『カンボジアのライダーの命を守る』というミッションを掲げてナップスが取り組んでいるヘルメットの寄贈は、極めて高い死亡事故数となっている状況を打開する直接的な打ち手として、カンボジア政府が発出した10ヵ年計画における事故の半減を目標とする指針の達成にも資するものであります。

世界のオートバイ文化を支えるライダーの命を守るため、ヘルメットメーカーはたゆまぬ研究・開発に取り組んでいますが、ナップスはNaps +Eパートナー企業各社と全てのライダーの皆さまの共感から生まれる一人ひとりの お力をお借りして、ヘルメットの寄贈活動を継続してまいります。

今後もNaps +Eのパートナー企業の皆様との連携を進化させながらSDGs活動を鋭意展開してまいりますので、引き続き皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。