「シニアライダーに関する実態調査 2018」 シニアの4割がバイクを通じて若い世代と交流経験あり
シニアライダーの8割が自分の運転に自信アリと回答 免許をいずれ自主返納すると回答した方はわずか1割 安全の為の「プロテクター」、装着率は3人に1人に留まる
オートバイ用品の小売・開発を行う株式会社ナップス(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:望月 真裕)は、9月17日の敬老の日に向けて、125cc以上のバイクを所有し、過去1年以内にバイクを運転したことのある全国の60歳以上の男性ライダー221名を対象に、バイクの利用における実態調査を実施いたしました。
「シニアライダーの実態調査」その他結果概要
・10年前と比べて運転の機会が減ったと4割以上が回答、運転技術低下を実感も約4割 ・約2割がここ1年でバイク運転中にヒヤリとした経験があると回答 ・バイク情報の取得経路、1位は「WEB(58.4%)」、2位「バイクショップ(43.9)」、3位「雑誌(43.0)」 ・1年以上バイクに乗らずに、再度乗るようになった『リターンライダー』の割合は48.9% ・リターンライダーの復活理由、最多は「時間的な余裕ができたから(35.2%)」
■あなたはバイクを通じて、若い世代(30代以下)と交流した経験はありますか?(n=221・単一回答方式)
■あなたは今後、バイク免許を自主返納する予定はありますか?(n=221・単一回答方式)
4割以上のライダーがバイクを通じて若年層と交流した経験アリ 運転免許の自主返上は9割近くが考えていないと回答
60歳以上の男性ライダー221名に、バイクを通じて若い世代(30歳以下)と交流した経験はありますか、と聞いたところ、41.6%の方が若い世代とバイクを通じて交流したことがあると回答しました。 また、近年問題とされている高齢者の運転免許の自主返上について、対象者にいずれ自主返上をする意思があるかどうか聞いてみたところ、89.6%の方が将来的に自主返上するつもりはないと回答し、いつかは返上する予定と回答した方は10.4%に留まりました。
■あなたは若い世代の方とどのようにして知り合いましたか?(n=92・複数回答方式)
バイクを通じての若い世代との交流手段や場所、 最多は「バイクショップや関連ショップ」
バイクを通じて若い世代(30歳以下)と交流した経験があると回答した92名の方に、どのような手段や場所で知り合ったかを聞いたところ、最も多かったのが「バイクショップや関連ショップで知り合った(51.1%)」で、次いで「職場で知り合った(34.8%)」、「バイク関連のイベントで知り合った(32.6%)」と続きました。 またその他の自由回答として多かったのが、「ツーリングで知り合った」という方で、全体の10%強の回答となりました。
■あなたはバイクの運転技術に自信がありますか?(n=221・単一回答方式)
■あなたの運転技術は10年前と比較して向上していますか?(n=221・単一回答方式)
約8割が運転技術に自信があると回答、 一方運転技術は10年前と比べて4割が低下したと実感
自身のバイクの運転技術に自信があるかを聞いてみたところ、「とても自信がある」と回答した方が15.4%、「どちらかというと自信がある」と回答した方が63.3%と、合わせて78.7%の方が自分の運転に自信を持っていることが分かりました。 一方、10年前と比べて運転技術が向上したかどうかを聞いたところ、向上したと回答した方は14.5%に留まり、39.9%の方が以前よりも運転技術が低下していると回答しました。
■バイクの運転頻度をお答えください。(n=221・単一回答方式)
■あなたのバイクの運転頻度は10年前と比較して増えていますか?(n=216・単一回答方式)
乗車頻度最多は「1週間に1度くらい(24.4%)」、 10年前と比べて42.6%が乗る機会が減ったと回答
バイクに乗る頻度を聞いてみたところ、最も多い回答が「1週間に1度くらい(24.4%)」で、次いで「毎日(18.6%)」と「1ヶ月に1度くらい(18.6%)」が同数で続きました。 また、10年前と比べてバイクに乗る頻度がどう変化したかを聞いてみたところ、「増えている」と回答したのは13.9%で、「どちらかというと増えている」と回答した10.2%と合わせると、乗車頻度が増えていると回答した方は24.2%でした。一方「減っている」と回答した方は16.2%で、「どちらかというと減っている」と回答した26.4%の方と合わせると、42.6%の方が10年前よりも乗車頻度が減っているという実態が分かりました。
■バイクの運転頻度が減った理由をお答えください。(n=92・複数回答方式)
乗車頻度が減った理由、最多は 「運転する機会(通勤・ツーリングなど)が減ったから」70.7%
10年前よりもバイクに乗る機会が減ったと回答した92名の方に、その理由を聞いてみたところ最も多かったのが「運転する機会(通勤・ツーリングなど)が減ったから(70.7%)」で、次いで「自動車を運転する事が増えたから(39.1%)」、「体力に自信が持てなくなったから(22.8%)」と続きました。
■あなたはバイクに関連した情報をどこから入手していますか?(n=221・複数回答方式)
■あなたは若い頃と比較して、バイクの安全運転を意識していますか?(n=221・単一回答方式)
バイク情報の取得経路はWEBが最多 約9割が若い頃よりも安全運転を意識していると回答
バイクの情報をどこから入手しているかを聞いたところ、最も多かったのが「WEB(58.4%)」で、次いで「バイクショップ(43.9%)」、「雑誌(43.0%)」と続きました。 また、若い頃と比べて安全運転を意識しているかを聞いたところ、「安全運転を意識している」と回答した方が58.8%で、「どちらかというと安全運転を意識している」と回答した28.5%の方と合わせると、約9割の方が若い頃よりも安全運転を心がけているということが分かりました。
■あなたは長期間(1年以上)バイクの運転を休止していた時期はありますか?(n=221・単一回答方式)
■どれくらいの期間バイクの運転を休止していましたか?(n=108・単一回答方式)
シニアライダーの半数が 1年以上運転していなかった「リターンライダー」
長期間バイクの運転を休止していたことがあるかを聞いたところ、48.9%が1年以上運転していないことが分かり、シニアライダーの半数がいわゆる「リターンライダー」であることが分かりました。 また運転をやめていた期間を聞いたところ「1年以上5年未満」と回答した方が45.4%で最も多く、さらに5年以上と回答した方も合わせて54.7%に上ることも分かりました。
■再度バイクの運転を開始したきっかけは何ですか?(n=108・複数回答方式)
"リターン"のきっかけ、最多は「時間的余裕が出来たから」35.2%
1年以上バイクの運転をしていなかったと回答した108名を対象に、バイクの運転を再開したきっかけを聞いたところ、最も多かったのが「時間的な余裕が出来たから(35.2%)」で、次いで「経済的な余裕が出来たから(26.9%)」、「欲しいバイクが見つかったから(25.0%)」と続きました。
■あなたはバイクを運転する際にプロテクターを使用していますか?(n=221・複数回答方式)
■バイクの運転技術を再度確認する「ライディングスクール」があれば参加したいと思いますか?(n=221・複数回答方式)
プロテクター使用率は3人に1人に留まる 半数以上が運転技術を再確認するための 「ライディングスクール」へ参加したいと回答
バイクを運転する際にプロテクターを装着しているかを聞いたところ、使用していると回答した方は33.9%に留まり、3人に2人はプロテクターなしで運転している実態が分かりました。 また運転技術を再度確認するようなライディングスクールがあれば、参加したいかどうかを聞いたところ「参加したい」と回答した方が18.1%で、「どちらかというと参加したい」と回答した34.4%の方と合わせると、半数以上が参加したいと考えていることが分かりました。
<調査概要>
有効回答数 現在普通自動二輪免許を保有し、125cc以上のバイクを所有しており、 かつ過去1年以内にバイクを運転したと回答した60歳以上の全国の男性221名
調査期間 2018年8月31日~2018年9月4日
調査方法 インターネットリサーチ

※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は、「ナップス調べ」と付記のうえご使用くださいますよう お願い申し上げます。